宮城県白石市―七ケ宿町間を結んだミヤコーバス(仙台市)の「七ケ宿線」が9月限りで廃止され、沿線の白石市小原地区で運行最終日の30日、地域住民らが感謝のセレモニーを行った。
「学校下」停留所であったセレモニーには、自治会関係者や小原小の児童ら約50人が参加。「長い間ありがとうございました」と書いた横断幕を掲げて午後3時50分着のバスを出迎え、運転手に記念の花束をプレゼントした。
七ケ宿線は大正時代の1925年の開設で、白石市―上山市間を結んでいた時期もあった。
近年は白石市の東北新幹線白石蔵王駅と七ケ宿町の町開発センターの間を1日6往復した。本年度は小原小の児童25人のうち4人が通学に利用していた。
廃止を受けて白石市と七ケ宿町は1日からそれぞれ市民バスと町民バスを運行させ、七ケ宿線の沿線住民らの足を確保する。