宮城県名取市閖上のゆりあげ港朝市で30日、30回目となる「さんま祭り」(同朝市協同組合主催)があり、雨模様にもかかわらず大勢の来場者でにぎわった。
午前6時の開始とともに、北海道で水揚げされた生サンマ2000匹が1人1匹ずつ無料で配られた。家族連れなどが早速、炭火焼きの網に乗せ、一足早い秋の味覚を楽しんだ。
朝市協同組合によると、今のところサンマの水揚げ量は例年より少ないものの、脂の乗りは良好。今後は順調な漁獲が見込まれるという。
朝市協同組合の桜井広行理事長(61)は「たくさんの支援のおかげで30回目を迎えられた。これからも季節の恒例行事として楽しんでいただけるよう頑張りたい」と話した。