<なでしこL・マイナビ仙台>越後監督が辞任 後任に千葉前監督

サッカー女子、なでしこリーグのマイナビベガルタ仙台レディース(仙台)は5日、越後和男監督(52)が成績不振を理由に引責辞任したと発表した。前監督の千葉泰伸氏(47)が復帰し指揮を執る。
仙台は今季、リーグ戦で1勝3分け5敗の勝ち点6で10チーム中8位と低迷。クラブによると、越後監督は3日に最下位の日体大フィールズ横浜戦に1-1で引き分けた翌日、辞任を申し出たという。
越後監督は市原(現千葉)や仙台などでプレー。仙台ユースの監督などを務め、2017年に仙台レディース監督に就任した。クラブを通じて「支えてくれた方々に結果で応えることができず、大変申し訳なく思う。選手が奮起し、成長することで強いチームになることを願う」とコメントした。
千葉新監督は石巻市出身。宮城・石巻工高から順大を経て東芝(現J1札幌)、仙台などでプレー。仙台ユース監督などを経て、12年に仙台レディース初代監督に就任、5年間指揮した。
現在、チームを運営するベガルタ仙台の女子強化育成部長を務めており、兼任となる千葉新監督は5日の練習から選手を指導した。千葉新監督は「(監督を引き受けて)結果を出すのが女子強化育成部長としての責任。選手には危機感を持つことと走力の向上を求めたい」と語った。西川善久社長は「チームを再起させるには、5年間の経験がある千葉氏しかいない」と理由を述べた。
千葉新監督は9日にいわき市で行われるリーグカップ1次リーグB組第5節のノジマステラ神奈川相模原戦から指揮を執る。

<私たちにも責任/仙台・安本紗和子主将の話>
気持ちの整理が付かない。結果が出ずに私たちも苦しかったが、こうなってしまったのはピッチで表現できなかった私たちにも責任がある。もう一度、気持ちを入れ直して結果で表したい。

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