ソフトバンクグループの孫正義社長の個人寄付金で設立された公益財団法人東日本大震災復興支援財団(東京)は、東日本大震災で被災し、進学や進級が困難になった生徒を支援する奨学金制度「まなべる基金」の第5期奨学生に77人を選んだ。
対象は岩手、宮城、福島の被災3県の高校などの在校生と今春の入学予定者。震災で経済的に困窮した家庭の子どもを中心に4月から年間16万円を最長3年間 支給する。返済不要で、今期の支給総額は3376万円。同基金による奨学金の支給は2012年春に始まった。第4期までに総額約14億5100万円を 2580人に支給している。