<みちのく潮風トレイル>南三陸ルート開通

環境省は30日、東日本大震災の復興支援として青森県八戸市から福島県相馬市を結ぶ自然歩道「みちのく潮風トレイル」のうち、南三陸ルート約38キロを指定し開通させた。県内では、石巻市と女川町の牡鹿半島を巡るルートに続く開通となる。
南三陸ルートは南三陸町歌津の石泉地区を起点に南下し、田束山頂上、入谷地区を経由する。水尻川河口から海岸に沿って町境の神割崎を目指す。山側からは志津川湾を望む風景が楽しめる。
東北地方環境事務所の常冨豊次長は「海沿いのトレイルは珍しい。たくさんの人に足を運んでもらい、地域に親しみをもってほしい」と話す。潮風トレイルの公式サイトでマップを取り寄せられる。環境省は2017年度までに全700キロを開通させる。
同省と町は5月21日、ルートの一部の田束山から入谷地区計12キロを歩くイベントを実施する。17日まで参加者を募集している。参加費は昼食付きで1000円。連絡先は町商工観光課0226(46)1385。

タイトルとURLをコピーしました