米配車大手ウーバー・テクノロジーズの日本法人ウーバー・ジャパン(東京)は19日、スマートフォンのアプリを使ったタクシーの配車サービスを青森、宮城、福島の3県で始めると発表した。ウーバーが東北で事業展開するのは初めて。
青森市の成長タクシー(142台)、仙台市の仙台中央タクシー(122台)、郡山市の西条タクシーグループ(133台)の3社と提携。人工知能(AI)を使った配車システムを有償で提供する。2019年1月に順次サービスを始める。
利用者は専用アプリで配車、降車位置などを指定する。想定料金や到着予定時刻、車両の現在地などが分かり、クレジットカードでの精算もできる。アプリは世界共通のため、外国人旅行者もタクシーを利用しやすくなる。
ウーバーは、自家用車に有料で客を乗せるライドシェア(相乗り)事業を世界各国で展開する。日本では「白タク」行為として認められていないため、タクシーの配車事業に注力し、全国展開を目指している。今年9月に名古屋市で参入し、来年1月には大阪府でも始める。