JR仙台駅ビルのエスパル仙台店(仙台市青葉区)は19日、複数テナントの購入商品の免税手続きを一括してできるカウンターを本館とエスパルⅡ(別館)に各1カ所設けた。訪日外国人観光客の増加を踏まえて利便性を向上させる。
設置場所は本館1階パルショップと別館インフォメーション。対象テナントには一括カウンター対応を示す赤いステッカーを掲げた。19日時点でファッション や土産のテナント計34店(本館31店、別館3店)の商品を受け付ける。他の一部テナントも一括カウンター対応を計画している。
免税対象は雑貨、衣料品などで1日の合計購入額が消費税抜きで1万円より高い場合。食品や飲料品、化粧品といった消耗品は、合計額が税抜き5001円以上50万円以下の場合となる。
これまでは店ごとに免税対応をしていた。一括カウンター設置で、各店での購入額が少額でも合計すれば免税対象となるケースが増え、消費拡大が見込まれる。
エスパル仙台店の担当者は「外国人観光客のニーズに対応することは新規客の増加につながる。東北を元気にする試みと捉え、積極的に進める」と話した。