<エボラ出血熱>WHO「緊急事態」宣言…西アフリカで拡大

 世界保健機関(WHO)は8日、西アフリカで拡大するエボラ出血熱について「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言し、世界的流行を防ぐため国際協調による対応を呼びかけた。
【エボラ出血熱】死者932人に
 AP通信によると、今回の流行は、今年3月にアフリカ西部のギニアで始まった。隣接するシエラレオネとリベリアへも拡大。6日付のWHOのまとめによると932人が犠牲になっている。特定の治療法やワクチンはなく、流行した場合、致死率は90%程度とされている。
 WHOは2009年に豚インフルエンザについて、今年5月にもポリオの流行について緊急事態を宣言している。【中西啓介】

タイトルとURLをコピーしました