<エリクソン>新通信システム設計 仙台進出

スウェーデン通信大手エリクソンの日本法人エリクソン・ジャパン(東京)は7日、通信事業者向けのインフラ構築や運用を担う拠点「エリクソン仙台」をJR仙台駅東口に開設すると発表した。エリクソンの長期戦略の一環として、高速データ通信を可能とする第5世代移動通信システム(5G)の導入に向けたネットワーク設計も行う。
エリクソン仙台は6月に業務を始め、2019年に正社員のIT技術者220人体制を目指す。国内の技術系拠点は500人程度が在籍する横浜市に次いで2カ所目で、仙台への拠点開設で日本法人の技術者数が4割ほど増強される。
市役所での立地表明式で野崎哲社長は「5GやIoT(モノのインターネット)サービスの推進には優秀な日本人技術者が多く必要だ。仙台では質の高い人材を採用できる」と話した。
エリクソンは世界有数の通信インフラ業者で、日本法人によると、世界の携帯電話契約75億件の3割の利用を支える。国内でも携帯電話大手3社と取引する。

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