昨年1年間の世帯当たりのギョーザ購入額で、浜松市が2年ぶり3度目の日本一になったことが30日、総務省家計調査で分かった。前年3年ぶりに首位を奪還した宇都宮市は2位で、再び王座を明け渡した。
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浜松市が同日発表された昨年12月の家計調査から年間値をまとめたところ、同市は4363円(前年比208円増)、宇都宮市は4189円(同730円減) だった。家計調査の対象は県庁所在地と政令指定都市で、2007年に政令市に移行した浜松市は11、12年に日本一に。13年は2位となり、スーパーでの 購入キャンペーンなど市を挙げた活動を展開していた。
浜松市役所では同日、浜松餃子(ギョーザ)学会の斎藤公誉(きみたか)会長(48)や市職員らが同省ホームページを見守り、日本一が確認されると大きな 拍手が湧いた。斎藤会長は「かろうじての勝利。今後も宇都宮市と日本のギョーザ文化を盛り上げていきたい」と喜びを語った。
宇都宮市の佐藤栄一市長は「順位にかかわらず、引き続き『餃子のまち うつのみや』を盛り上げていきたい」とコメントした。【沢田均、長田舞子】