＜サミット＞秋保で来年５月２０、２１日

財務省は７日、来年の主要国首脳会議（伊勢志摩サミット）に合わせて仙台市で開く財務相・中央銀行総裁会議について、来年５月２０、２１の両日に太白区秋保地区で開催すると正式に発表した。
麻生太郎財務相は閣議後の記者会見で「仙台は自然環境に調和した街。くつろいだ雰囲気の中で胸襟を開いて議論したい。東北復興の取り組みを見てもらう機会にもなる」と話した。
関係者によると、市郊外にある温泉地の秋保地区は自然豊かな仙台の魅力を発信するのに適している。警備のしやすさや大型宿泊施設を備えている点なども評価された。
発表を受け、奥山恵美子仙台市長は「杜の都が新緑で美しい時期の開催となってうれしい。復興への感謝と観光地としての仙台・東北をアピールしたい」と述べ、官民連携の推進組織を８月中にも発足させる意向を示した。