<ジオパーク>理解深めて 親しもう

栗原市全域が昨年9月、栗駒山麓ジオパークに認定されたことを記念するフォーラムが27日、栗原市の栗原文化会館で開かれる。主催は同市の官民でつくる同 ジオパーク推進協議会。有識者の講演のほか、北海道や東北、北陸のジオパークを紹介するコーナーを設け、地形や地質を生かした自然公園であるジオパークを 多くの人に知ってもらいたい考えだ。

認定機関の日本ジオパーク委員会副委員長で東大地震研究所の中田節也教授が「ジオパークと地域振興」と題して講演。国内で初めて世界ジオパークの認定を受けた新潟県糸魚川市の担当者が、ジオパークをテーマにした商品開発などの取り組みを報告する。
栗原市では2008年の岩手・宮城内陸地震で国内最大規模の地滑りが発生した。地滑りのメカニズムを小型シミュレーターで分かりやすく教えるコーナーもあり、子どもから大人まで楽しめるイベントになりそうだ。
市の担当者は「今回のフォーラムをきっかけに、多くの人にジオパーク活動について知ってもらいたいし、活動に関わる人が増えてほしい」と期待する。
連絡先は市ジオパーク推進室0228(22)1151。

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