<ジブリパーク>愛知・万博跡地に 20年代開園目指す

愛知県は1日、「となりのトトロ」や「千と千尋の神隠し」など数々のアニメ映画を生み出したスタジオジブリ(東京都小金井市)と協力し、愛・地球博記念公園(同県長久手市)を「ジブリパーク」(仮称)として再整備する方針を明らかにした。2020年代初頭のオープンを目指す。

県によると、大村秀章知事とジブリの鈴木敏夫プロデューサーが大筋で合意した。公園全体(約200ヘクタール)を整備し、宮崎駿(はやお)監督の描いた「となりのトトロ」の世界観を中心に再現するという。ただ、森林の伐採など新たな開発はしない方針で、今後、企業などの幅広い参画を募っていく。

記念公園は、05年に開かれた愛・地球博(愛知万博)会場の跡地。スタジオジブリは「となりのトトロ」の主人公が暮らした昭和30年代の家を再現した「サツキとメイの家」を建設して愛・地球博に出展し、人気施設となった。県は万博協会から無償譲渡され、06年7月から再び公開している。【山衛守剛】

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