人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の作者で仙台市出身の荒木飛呂彦さん(56)の原画展「ジョジョ展 in S市杜王町2017」が8月12日~9月10日、青葉区のせんだいメディアテークで開かれる。
「ジョジョ-」の誕生から30周年を記念し、実行委員会と仙台市が主催する。国内での原画展は東日本大震災翌年の2012年、仙台と東京で開催されて以来3回目。今回は仙台が唯一の会場となる。
第8部まで連載が続く「ジョジョ-」のうち、仙台がモデルの「杜王町」を舞台にした第4部、第8部を中心に展示する。今回は漫画本編の名シーンや名ぜりふ、キャラクターの登場場面といったモノクロ原稿を多数紹介する。
期間中はグッズ販売や関連イベントが市内で行われるほか、荒木さんの協力を得てタブロイド紙「杜王新報」を発行。市交通局はジョジョデザインのICカード乗車券「イクスカ」を1万枚限定で販売する。
東京都港区で24日、記者発表会があった。実行委会長の伊藤敬幹副市長は「ジョジョの節目の年に荒木先生の出身地で開催できるのは大変光栄。作中に登場する地名もあるので、復興が進む仙台の街歩きも楽しんでほしい」と話した。
チケットは5月7日、ローソンチケットで発売する。日にち指定土日券、平日券の2種類で、前売りはともに大人1800円、高校生以下1000円。