<スモリ工業>廃校舎活用し職人育成学校開設

スモリ工業(仙台市)は、家造りの技術を基礎から学ぶことができる職人訓練研修センター「家づくり学校」を大郷町の旧味明小跡地に開所した。社内の人材育成で活用するほか、一般希望者の受講も受け付ける。
家づくり学校は鉄筋コンクリート3階の校舎(建物面積約2340平方メートル)と体育館、校庭(約1.1ヘクタール)を活用。外壁や内装設備など住宅建築について、体験しながら学べるのが特徴。講習期間は最大で半年を想定し、部分的な受講も可能。原則無料で受け入れる。
一般希望者の受け付けは、県内の沿岸被災地や農業地域での建築従事者の裾野を広げる狙いもある。須森明社長は「若い人材の育成が狙いだが、これから家を建てる一般の方なども気軽に来場して家造りに役立ててほしい」と話す。
旧味明小は児童減のため、2012年度で廃校し、大郷小に統合された。スモリ工業は今年2月、建物を含めた跡地を約6800万円で取得し、改装していた。

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