ツール・ド・東北2019(河北新報社、ヤフー主催)開催に合わせ、自転車競技の人気アニメ「弱虫ペダル」に、仙台市出身のフィギュアスケーター羽生結弦選手(ANA、宮城・東北高出)が登場するグラフィックポスターが市地下鉄仙台駅などに掲示される。
ポスターは全9点で縦2.1メートル、横7.3メートル。大会コースの仙台、石巻、気仙沼、東松島、女川、南三陸の6市町の風景などを背景に、主人公の小野田坂道らと自転車で走る様子を描いた。羽生選手は5点に登場。公式ジャージーを着てペダルをこぐ姿などをデザインした。
仙台駅では9月11~17日、羽生選手が主人公と並んで走るポスター1点を公開。東京メトロでも今月26日から9月15日まで、丸ノ内線新宿駅と半蔵門線渋谷駅の構内に計8点を入れ替えながら張り出される。
羽生選手は以前から弱虫ペダルの大ファン。自宅でアニメを鑑賞したり、試合前にはアニメのテーマソングをヘッドホンで聴いたりしているといい、ポスター制作を企画したヤフーの提案を快諾した。
「ツール・ド・東北 フレンズ」として大会を応援する羽生選手は「弱虫ペダルは大好きな作品。前へ踏み出す強さ、一つのゴールへ向かっていく力の大きさをいつも感じています」との直筆メッセージを実行委員会に寄せ、原作者の渡辺航さんにも感謝を伝えた。
羽生選手とのコラボに渡辺さんも喜び、「東北の復興が少しでも進むことを願っています。皆さんも自転車で町や自然、空気、人々の温かさを肌で感じてください」とコメントした。
ツール・ド・東北は東日本大震災の復興支援を目的に2013年に始まり、今年で7回目。9月14、15日に沿岸部で開催される。
ツール・ド・東北の公式サイトはこちら
https://tourdetohoku.yahoo.co.jp/