<ツール・ド・東北>被災地駆け「今」感じて 道端さんら広報大使がPR 9月開催

東日本大震災で被災した宮城県沿岸を自転車で巡る「ツール・ド・東北2019」(河北新報社、ヤフー主催)をPRする発表会が14日、東京都内であり、大会の「広報大使」を務めるモデルの道端カレンさんらが魅力をアピールした。
 道端さんのほか「東北応援大使」の元Jリーガー中西哲生さん、お笑いトリオ「パンサー」、初参加するお笑いコンビ「トータルテンボス」が登場。
 13年の第1回大会から参加する道端さんは「(復興が進み)道が毎年きれいになっていくことを感じてうれしい」と語った。パンサーの尾形貴弘さん(東松島市出身)は「最後まで沿道の声援に『サンキュー!』と応えられるよう頑張る」と力を込めた。
 2人で計100キロ走行に挑むトータルテンボスの藤田憲右さんと大村朋宏さんは「本番までみっちり練習する」と意気込んだ。
 一力雅彦河北新報社社長と宮坂学ヤフー会長も登壇。「ペダルをこいで、被災地の今を体全体で感じ取ってもらおうという願いを込めたイベントだ」などとあいさつした。
 英国のファッションデザイナーのポール・スミス氏がデザインした公式ジャージーも発表された。
 大会は9月14、15日に開催。14日は来年以降の岩手、福島両県への走行エリア拡大へ向けて宮城県亘理町発、南相馬市発の2コースを大会関係者が走る視察ライドを実施する。
 一般ライダーの走行は15日の全6コース。うち仙台発奥松島グループライド(65キロ)の抽選方式のエントリーを15日、公式サイトで始める。全体で約3700人が参加する。

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