<トヨタ東日本>新型シエンタ 宮城生産開始

トヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)は29日、新型シエンタの本格生産開始を祝う「ラインオフ式」を宮城大衡工場で実施した。トヨタ自動車にとってプリウス、アクアに続くハイブリッド車(HV)の第3の柱として期待がかかる。
従業員や販売店幹部ら約720人が出席。トヨタ東日本の白根武史社長は「開発や製造など各部門が一体となって完成度を上げることができた。たくさんのお客 さまにご愛顧いただきたい」とあいさつ。村井嘉浩宮城県知事は「新型シエンタの生産開始は、東日本大震災からの復興が着実に進んでいることを実感させられ る出来事だ」と祝辞を述べた。
新型シエンタはトヨタ最小のミニバンで今月9日に発売された。全車両を宮城大衡工場で生産。月間販売目標7000台に対し、既に3万8000台を受注した。トヨタ東日本は増産できるよう、カローラフィールダーの生産を岩手工場(岩手県金ケ崎町)に移した。

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