仙台市などは26日、小型無人機「ドローン」の活用を推進するための官民協議会「ドローンテックラボ・コンソーシアム仙台」を設立した。仙台、山形両市の 関連企業が参加し、新事業の創出を図る。6月には仙台市で国内最大級のドローンレースが開かれることも決まり、市は実行委員会に加わった。
協議会と実行委の設立総会がそれぞれ市役所であった。協議会には市のほか、ドローンで空撮や測量を実施する企業や東北大など12団体が参加。機体やソフトウエアの開発を進め、防災などへの活用を目指す。
ドローンレースは一般社団法人「日本ドローンレース協会」の主催で6月11、12の両日、太白区のゼビオアリーナ仙台で開かれる。参加者は約50人で、国内のレースでは過去最大規模となる。
それぞれの設立総会に出席した伊藤敬幹副市長は「協議会というオープンな場をつくることでドローン産業集積の都市間競争に勝ちたい」と述べた。