ニッカウヰスキー仙台工場宮城峡蒸留所(仙台市青葉区)の新しい見学施設「ビジターセンター」が完成し、27日にオープンした。
センターは鉄骨平屋で延べ床面積約540平方メートル。展示は「ニッカの蒸留所」「たるの効用」「ブレンド」など7パートに分かれており、パネルや模型などで製造工程を知ることができる。原料となる大麦やピート(泥炭)、ウイスキー原酒の香りも体感できる。
宮城蒸留所ができるまでの歴史や創業者竹鶴政孝の思いを映像で紹介するシアターもある。4月下旬からは解説を聞きながらウイスキーをテイスティングする有料プログラムも新たに実施する。
ニッカウヰスキー(東京)の岸本健利社長は「ウイスキーのおいしさ、楽しみ方を知る機会を提供したい」と話す。
施設の見学は無料。プログラムは土日、祝日の開催で、受講料は税込み1000円。事前予約が必要。連絡先は022(395)2865。