宮城蔵王町のみやぎ蔵王えぼしリゾートで1日、県内で最も早いスキー場開きがあった。標高1100メートルの石子ゲレンデの積雪は多いところでも約40センチにとどまり、一般客の初滑りはお預けになった。今週末のオープンを目指し、ゲレンデ整備を進めるという。
式典には関係者約100人が出席。神事で安全を祈願した後、地元スキークラブの会員がこけし型のプラカードを持って滑り、シーズン開幕を祝った。
今季はキッズパークの充実などを図り、昨季比10%増の12万5000人の来場を見込む。スキー場を運営する宮城蔵王観光の門脇次男社長は「緊急時に備え、多くの安全対策を講じた。蔵王のスノースポーツの魅力と楽しさを発信したい」と話した。
県南では、すみかわスノーパーク(蔵王町)が4日、白石スキー場(白石市)と七ケ宿スキー場が18日、セントメリースキー場(川崎町)が22日の営業開始を予定する。