格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーション(大阪)は1日、牛タンなど仙台名物を使った機内食を国際線と一部の国内線で発売する。インバウンド(訪日外国人旅行者)らに仙台のグルメをPRし、9月に拠点化する仙台空港の発着路線の利用増を目指す。
提供するのは「仙台牛タンハンバーグ」(税込み1000円)「仙台風マーボー焼きそば」(900円)「ずんだあんぱん」(300円)の3品。
牛タンハンバーグはジューシーな食感が特徴。マーボー焼きそばはあっさり味でカロリーを抑え、女性も食べやすい。ずんだあんぱんは枝豆のあんが入り、おやつにぴったりという。
牛タンハンバーグとマーボー焼きそばは関西、那覇、羽田の3空港から発着する国際線全13路線と、飛行時間が1時間半を超える関西-札幌、関西-那覇など国内4路線で販売される。ずんだあんぱんは全路線で提供する。
ピーチの開発担当者が仙台の牛タン店や中華料理店を訪ね、メニュー作りに生かした。広報担当者は「ローカルな機内食をきっかけに仙台を訪れてもらえたらうれしい」と話した。
販売期間は8月31日まで。好評だった場合、継続を検討する。
ピーチは2013年4月に仙台-関西空港を就航。仙台空港を関西、那覇に次ぐ第三の拠点とし、9月24日に札幌線、25日に台北線を開設する。札幌線は1日2往復、台北線は週4往復する。