フェイスブックジャパン(東京)は31日、盛岡、横手、湯沢、大仙、仙北の北東北5市と地域活性化プロジェクト「その先へ with フェイスブック」を始めると発表した。会員制交流サイト(SNS)を活用して行政や企業、市民の情報発信力の強化を目指す。
同社は、運営するフェイスブックとインスタグラムの発信のこつを無料で助言し、販路の拡大にも役立ててもらう。災害時には安否確認に使えるようにする。
プロジェクトの第1弾として、9月4日に盛岡市で中小企業向けマーケティング講座を開く。10月には秋田県南で市職員や市民対象のセミナーを行う。
東京の同社で31日、連携協定調印式があり、長谷川晋社長と5市の市長が出席した。記者会見で長谷川社長は「世界中の人をつなぐのがフェイスブックの使命だ。情報発信が地域の課題と聞き、しっかりと貢献できると判断した」と話した。
谷藤裕明盛岡市長は「地域企業の成長を促す機会になると大いに期待している」と語った。高橋大横手市長は「秋田県南4市が互いの魅力を共有しながら発信したい」と強調した。
同社は神戸市、山口県下関市とも地域活性化の連携協定を結んでいる。