<ホテル佐勘>温泉街に個人向け低価格ホテル

仙台市太白区の秋保温泉の老舗旅館「ホテル佐勘」は9日、同温泉街に個人旅行客向けの低価格ホテル「KYOU(饗)」を開業した。高級旅館が立ち並ぶ秋保温泉街で、格安のホテルは初めて。
6階建ての新ホテルは、低予算で周遊するバックパッカーの外国人ら個人客がターゲット。103室全てがシングルルーム(1室12平方メートル)で、素泊まり1泊4500円(税別)とバックパッカーが利用しやすい価格に設定した。
風呂とトイレは共同利用。1階に大浴場があるほか、外国人も利用しやすいようにシャワールームを備えた。1階にはバーラウンジもあり、宿泊客が気軽に交流できる場所とした。
新ホテルは、ホテル佐勘の北西約400メートルに位置し、同社の女性従業員用の寮を再利用した。改修費には商工中金の融資などを充てた。新ホテルの年間の売り上げ目標は1億円。

タイトルとURLをコピーしました