<マンション>仙台圏平均4473万円 過去最高

仙台圏で今年1~6月に供給された新築マンションの平均価格は、前年同期比211万円増の4473万4000円で、1988年の調査開始以来、上半期としては過去最高となったことが広告代理店DGコミュニケーションズ仙台支社のまとめで分かった。
東日本大震災からの復興需要に伴う工事費の上昇に加え、物件の品薄状態が続くことが原因とみられる。
仙台圏の供給状況は表の通り。平均価格は仙台市青葉区が最も高い5210万9000円。6000万円近くまで高騰した前年同期に比べ、やや落ち着いたものの、依然として5000万円台だった。
次いで太白区が212万2000円減の4147万5000円、若林区が577万7000円増の4015万7000円、宮城野区が127万円減の3837万4000円だった。泉区は供給がなかった。
供給戸数は前年同期比89戸増の495戸。青葉区は130戸増の198戸、太白区が48戸増の164戸、若林区が40戸増の45戸。専有面積は0.64平方メートル減の76.11平方メートルとほぼ前年並み。間取りは3LDKが全体の70.7%(8.9ポイント増)を占めた。4LDKは21.4%(10.6ポイント減)だった。
発売から1カ月以内の初月契約率は24.0ポイント減の66.1%と大幅に落ち込んだ。

DG社の吉野敦仙台支社長は「建設コストの高止まりが契約率に影響を与えている。供給エリアは青葉区中心部などに偏る傾向がみられる」と話した。

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