<ミラノ博>東北の食多彩に、出品料理を披露

宮城、岩手両県と石巻市、東北経済連合会は15日、イタリアで5月に開幕するミラノ国際博覧会への出展内容を発表した。「東北×イタリア 食と文化のマリ アージュ」をテーマに、7月24~27日の4日間、東北の食材を使った料理ショーや地酒が楽しめるバーカウンターなど14プログラムを展開する。

博覧会会場に設置される日本館のイベント広場に出展する。特設ステージではイタリア人シェフらが料理ショーを開く。仙台みそのスープパスタや岩手の前沢牛を使ったマリネなど、東北とイタリアの味を融合させた料理を試食してもらう。
バーカウンターでは宮城と岩手の地酒を用意し、東北の食材を使ったおつまみを振る舞う。料理人の伏木暢顕さんと二戸市の南部美人5代目蔵元の久慈浩介さんのトークショーや、石巻市雄勝町の団体による和太鼓演奏、盛岡さんさ踊りといった郷土芸能の披露なども予定する。
仙台市青葉区のホテルメトロポリタン仙台で15日にあった発表会には、若生正博宮城県副知事や亀山紘石巻市長、在日イタリア大使館のピエルルイジ・トロンベッタ1等参事官らが出席した。
トロンベッタ氏は「東北の食を世界に見てもらう絶好の機会。東北出展の成功を祈る」とあいさつ。東北出展委員会の宇部文雄委員長(東経連副会長)は「東日本大震災で世界から受けた支援に謝意を表し、東北に足を運んでもらえるよう努めたい」と述べた。
ミラノ国際博覧会は食をテーマに、5月1日から10月31日まで開催。参加する国・地域と国際機関は計148に上る。

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