<ヤマト運輸>新サービス「宅急便コンパクト」「ネコポス」

◇4月1日開始 3月末で廃止のクロネコメール便に代わり

ヤマト運輸は3日、3月末で廃止するクロネコメール便に代わるサービスとして、対面配達サービス「宅急便コンパクト」と、投函(とうかん)サービス「ネコポス」を4月1日から始めると発表した。

宅急便コンパクトは現在の宅急便の最小サイズ「60サイズ」(60センチ以内、2キロまで)よりも小さな荷物を専用容器で送ることができる。ドライバーの集荷発送も可能だ。

容器は縦25センチ横20センチ厚さ5センチと、縦24.8センチ横34センチの薄型封筒タイプの2種類。関東内での発着の場合、宅急便60サイズで756円の料金が、宅急便コンパクトでは659円になる。

ネコポスは、小さな荷物を受取人のポストに翌日配達で投函するサービス。同社と契約した法人や個人事業者が利用できる。料金は一律で、月間約100個を送る場合、1個当たり250円程度になる。角形A4サイズ以内で厚さ2.5センチ以内、重さ1キロ以内の荷物が対象。

廃止を決めたメール便はポストに投函して配達する簡易な配送サービスだが、手紙などの「信書」がメール便に交ざると利用者に刑事罰が科される恐れがあり、 サービスを見直した。会見した山内雅喜社長は「価格は(164円の)メール便よりも上がるが、宅急便と同品質で顧客の利便性は高まる」と話した。

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