石巻市の牡鹿半島を中心に開かれるアートと食、音楽の総合祭「リボーンアート・フェスティバル(RAF)2019」の開幕を前に、実行委員長で音楽プロデューサーの小林武史さん(新庄市出身)と亀山紘市長の対談が8日、同市の石巻グランドホテルであった。
小林さんは東日本大震災での被災地支援を振り返り、「人間も自然の一部だということをまざまざと感じた。それがRAFの根幹にある」と説明。「現地に行って初めて出合える本当の豊かさや美しさを伝えたい」と語った。
今回は牡鹿半島と市中心部の七つのエリアに展示内容を企画するキュレーター7組を配置。テーマごとに空間を演出する。
亀山市長は多くの若手アーティストが作品を出展する市街地エリアに触れ、「東北や地元出身の若者が街に繰り出す。非常に楽しみだ」と期待した。
会場には宮城県内各地から約200人が訪れ、対談に聞き入った。
RAFは2017年に続き2回目。8月3日~9月29日の58日間開催する。