弘前城の天守そばに約3万5000個のリンゴを並べて巨大な浮世絵を描く「リンゴアート」の制作が最終段階を迎えている。17日は仏ラクネクシー果樹庭園のパスカル・ガルブ園長が参加し、仕上げの作業を行った。
リンゴアートは巨大な台座の上に、3品種のリンゴを赤や黄色など5色に色分けして並べ、東洲斎写楽の浮世絵を描く。この日は、リンゴアート作り15年の経験を持つガルブ園長が、より立体的に見えるように浮世絵の人物の肩部分のリンゴを並べ替えていた。
ガルブ園長は「簡単な作業ではないがスタッフがよく頑張った。非常に良くできている」と絶賛。一緒に参加した葛西憲之市長は「さらに技術を学び、上質なリンゴアートにしたい」と話した。
リンゴアートは18日に完成する予定。「弘前城菊と紅葉まつり」が開幕する20日にお披露目され、29日まで展示される。