<三陸沿岸道>18年度 開通率6割超に

仙台市と青森県八戸市を結ぶ三陸沿岸道路(総延長359キロ)は、昨年末までに43%に当たる約155キロが開通した。2018年度中には開通率が60%を超える見通しだ。
東北地方整備局の試算によると、全通した場合の仙台-八戸の移動時間は現在の8時間から5時間に短縮される。釜石-仙台は1時間半短くなり、2時間半程度になる。
岩手県内は全区間が無料となる。冬季は内陸に比べ雪が少なく東北道に代わる大動脈として期待される。
県内では三陸沿岸道路に接続する横軸の宮古盛岡横断道路(100キロ)、東北横断道釜石秋田線(80キロ)の整備も進む。交通ネットワークの大転換となる。
県は移動時間の短縮効果を生かした物流ネットワーク、首都圏など大消費地に水産物を直送する仕組みづくりなど三陸復興に生かす戦略の策定を急ぐ。

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