<仙台リサイクルセンター>SDGsの達成へ「人財ネット」 中小企業経営者募る

再生資源卸売業の仙台リサイクルセンター(仙台市)は5月、国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向け、大学の名誉教授と中小企業経営者が連携して取り組むネットワークを発足させる。

 「SRC人財ネット」は年6回程度の講習会を開催する。環境科学、理学、工学などが専門の名誉教授が知見や経験を提供し、経営者がSDGsを経営に取り入れる方法を考える。
 SDGsは2015年9月の国連サミットで採択され、貧困や環境、教育など17項目で30年までに達成すべき目標を定めた。
 大手企業での取り組みは増えたが、中小企業には浸透していない。関東経済産業局が中小企業500社を対象にした昨年12月の調査によると、8割以上がSDGsを全く知らなかった。
 仙台リサイクルセンターの沼田隆社長は「活躍の機会を探す名誉教授と産学連携を求める中小企業の出会いを促したい」と話す。
 同社は15日に泉区の本社で活動説明会を開き、運営の中心となるメンバーを募る。東北大産学連携機構の斎藤悠太特任助教、東北環境パートナーシップオフィス(仙台市)の鈴木美紀子氏による講演がある。
 参加無料で、事前の申し込みが必要。連絡先は022(278)3196。

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