仙台市の地域公共交通会議は7日、宮城野区の燕沢地区交通検討会が4月2日から半年間、地区内で取り組む乗り合い交通「のりあい・つばめ」の第2弾の試験運行案を了承した。運行事業者の仙塩タクシー(宮城野区)が東北運輸局に運送許可を申請する。
事業計画によると、運行は4月2日~9月27日の火、水、金曜の計72日間(祝日とお盆を除く)。10人乗りのジャンボタクシーを使用し、午前8時台~午後5時台に計8本を走らせる。
仙台オープン病院を起終点に地区内を循環し、JR東仙台駅を経由する約14キロのルートで、27カ所に停留所を設ける。運賃は1回200円均一。11枚2000円の回数券、1カ月3000円の定期券も販売する。
1日40人以上の利用が目標。運賃収入と企業協賛金、停留所名の命名権(ネーミングライツ)販売で、30%を超える収支率(運行経費に占める収入の割合)を確保し、1年間の実証運行への移行を目指す。
第1弾の試験運行は昨年10月22日~11月16日の計12日間で、目標の480人を上回る587人が乗車し、第2弾に移行する条件の収支率20%をクリアした。