仙台市の市民団体「アクアロードみやぎ」は、水道3事業の運営を一括して民間に委ねる県の「みやぎ型管理運営方式」などに関し、市議選の立候補者にアンケートを行い、インターネット上で結果を公開した。
回答した38人のうち、みやぎ型導入を「必要ない」としたのは最多の27人で回答者の71.1%を占めた。「必要がある」は6人(15.8%)、「わからない.どちらともいえない」は2人(5.3%)、その他は3人(7.9%)だった。
水道事業の運営権を民間企業に売却する「コンセッション方式」を仙台市に導入することの賛否も聞いた。「導入しない方がいい」は26人(68.4%)で最も多く、「導入の是非を検討する」の8人(21.1%)が続いた。
「将来的に導入することを目指す」は2人(5.3%)、「早期の導入を目指す」はゼロ。「わからない・どちらともいえない」は1人、その他も1人(各2.6%)だった。
鈴木智子代表は「水道事業は設備の老朽化など課題が多く、何らかの方策が必要。改選後の議員には多様な選択肢を市民に提示してもらいたい」と求めた。
アンケートは立候補者69人のうち、16日の告示前に連絡が取れた68人に質問状を送付し、回答を得た。回答率は55.9%。