<仙台東西線>バス停留所 分散→集約

◎JR仙台駅西口パスプール再編/利便性向上へ

仙台市は6日、市地下鉄東西線の開業に合わせ、JR仙台駅西口のバスプールを再編する。利便性向上を目的に、「仙台駅前」の呼称が付きながら駅周辺に分散していた停留所の大半をバスプールに集約する。

乗降場所が変わるバス停は地図の通り。さくら野百貨店前や商業施設EDEN(エデン)前、東邦銀行前にある「仙台駅前」の停留所を、西口バスプールに移設する。さくら野前とエデン前の停留所は、宮城県内各地や一関、山形両市など近距離の高速バス専用乗り場に変える。
JRあおば通駅前の停留所は残し、終点をバスプールとする。
バスプールに集約しない例外もあり、市南部方面発交通局大学病院前行きの「仙台駅前」停留所は荘内銀行前からヤマダ電機前に、市中心部発東部方面行きの停留所はさくら野前からアイリス青葉ビル前に変更する。
再編の一環として市は、仙台駅前を終点とする路線の降車専用スペースを仙台ロフト東側に新設する。青葉通を西から東進するバスは、愛宕上杉通との交差点を直進して降車場に向かうようになるため、交差点の右折待ちがなくなり、渋滞緩和が期待されるという。
バスプールへの停留所の集約は、開業と同時に実施するバス路線再編で仙台駅前に止まる便数が減るため可能になった。再編では市内各方面から中心部への直通 便を大幅に減らし、東西線八木山動物公園、薬師堂、荒井の3駅にバス乗降場を設置、地下鉄とバスの乗り継ぎを基本とする交通体系にする。
市交通局は「回送バスも少なくなるので、仙台駅周辺の渋滞はかなり緩和されるはず」と言う。連絡先は交通局案内センター022(222)2256。

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