<仙台東西線>南北線に余波?最終バス3便削減

仙台市地下鉄東西線開業に伴うバス路線改編で、宮城交通(仙台市)が運行し、南北線泉中央駅を平日午前0時以降に出発する3便が削減された。いずれも最終列車到着に合わせて出発した最終便で、利用者は「東西線とは関係ない路線なのに…」と困惑している。
宮城交通は東西線が開業した6日から新ダイヤで運行する。仙台圏の運行便数は全体で5%削減。泉中央駅を平日午前0時以降にたち、泉パークタウン車庫(泉区)、富谷営業所(富谷町)、イオン富谷店(同)を終着地とする最終3便の運行を取りやめた。
3便は人口が急増する泉区や富谷、大和両町内の新興住宅地を回っていた。仕事や飲食帰りのサラリーマンらで混雑する日もあり、宮城交通は「それなりに乗降客はあった」と認めつつ、「運転士が不足している」と理解を求めた。
富谷町内から仙台市中心部に通勤する公務員の男性(39)は「残業した日などに最終便を使うことがあった。仕事を早めに終わらせるしかない」とぼやく。
新ダイヤでは東西線荒井駅(若林区)-仙台うみの杜水族館(宮城野区)-JR多賀城駅(多賀城市)を結ぶ新路線などを導入している。

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