仙台市地下鉄東西線の青葉通一番町駅の地下駐輪場が完成し、24日にオープンする。1404台が収容でき、東西線開業に伴い開設された駐輪場では最大。これで東西線全13駅で駐輪場の整備が完了する。
24日午前9時にサービスを開始する。自転車995台、バイク409台が収容可能で、夜間も利用できる。料金は1日利用が自転車60円、バイク・オートバイ120円。1カ月定期は自転車1200円、バイク・オートバイ1800円。
駐輪場は延べ床面積約3000平方メートル。青葉通一番町駅周辺は市内有数の商業地のため地上で用地を確保するのが難しく、東西線の新駅で唯一、地下に駐輪場を設けた。駐輪場から駅の改札階に通じる通路も整備した。
当初は東西線が開業した2015年12月の完成を予定していたが、車道の約2.5メートル下にある管路の補強工事などの影響で工期が延びた。遅れていた青葉通全体の再整備事業も年内に完了する見込み。
周辺には、青葉通と東二番丁通の交差点下にある青葉通地下駐輪場(1017台)、広瀬通と一番町通の交差点近くの広瀬通地下駐輪場(1137台)があるが、満車になることが多いという。
市道路管理課の佐藤秀樹課長は「たくさんの自転車とバイクを置くことができ、商店街にも近い。地下鉄利用者に限らず、多くの方に使っていただきたい」と話した。