7月の仙台空港民営化を契機にした東北の観光振興策を探る「新しい東北観光と仙台空港民営化シンポジウム」(同実行委員会主催)が24日、仙台市青葉区の勝山館であった。
観光業の関係者や行政担当者ら約380人が出席した。パネル討論には2017年夏までに仙台空港を拠点化する格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションの井上慎一最高経営責任者(CEO)や、空港の運営会社仙台国際空港(名取市)の岩井卓也社長らが参加した。
井上氏は仙台空港からの新規路線について「片道4時間の距離がターゲット」と語り、国際線を含め積極的に開設を検討していく考えを示した。
岩井氏は民営化へ向け「東北の交流人口を増やすことがわれわれの存在意義。さまざまな工夫で旅客数を増やしていきたい」と意気込んだ。