10日に全線開通80年を迎えた仙台市と山形市を結ぶJR仙山線で11日、記念列車が運行された。JR仙台駅で出発式があり、大勢の観光客や鉄道ファンらでにぎわった。
小松清治仙台駅長の合図で485系「リゾートやまどり」の車両を使った記念列車「食べっしゃ」が出発。119人が乗車し、車内で「秋保おはぎ」や「玉こんにゃく」といった沿線の名産14品が振る舞われた。
山形市の会社員梅津新吾さん(38)は「記念列車でいつもと違う風景を楽しみたい」と声を弾ませ、列車に乗り込んだ。
同日は沿線の作並、山寺、山形の3駅でも記念イベントが開かれ、住民らによるすずめ踊りや花笠踊りの出迎えなどがあった。