<仙山線>交流電化歴史知って 仙台で26日講演会

JR仙山線の全線交流電化50年を記念する講演会が26日、仙台市青葉区落合2丁目の市落合市民センターである。青葉区西部の住民団体などでつくる「関山街道フォーラム協議会」が主催する。
 仙山線は日本で初めて交流電化された路線で、1968年に全線で実施された。交流電化は鉄道の高速化に有効な技術と判明し、新幹線開発に応用されたという。
 講演するのは、元三菱電機副社長の岡久雄さん(93)=青葉区=。交流電気車の開発や試験に携わった技術者で、作並温泉に泊まり込んで臨んだ実車試験のエピソードなどを語る。
 岡氏と、宮城学院女子大現代ビジネス学部長の宮原育子氏、宮城県の鉄道ファンらでつくる「みちのく鉄道応援団」の佐藤茂代表幹事による座談会もあり、仙山線を生かした地域振興などを考える。
 関山街道フォーラム協議会の横山修司事務局長は「仙山線の交流電化の歴史を宮城、山形の地元の方にぜひ知ってもらいたい」と呼び掛ける。
 午後1時半。入場無料。事前申し込み不要で、先着120人。連絡先は同フォーラム事務局090(7939)1855。

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