<仙石線>5月末全線再開 4年2カ月ぶり

東日本大震災で被災したJR仙石線の全線運転再開が5月末の見通しとなったことが28日、分かった。仙台と宮城県第2の都市・石巻を結ぶ主要路線が震災から約4年2カ月ぶりにつながる。再開に合わせ、東北線に乗り入れる「仙石東北ライン」の運行も始まる。
仙石線で運行休止中の高城町-陸前小野間は、陸前大塚-陸前小野間の線路を約500メートル内陸の高台に移設する。あおば通-石巻間全線は震災前より1.2キロ短い49.0キロとなる。
仙石東北ラインは、仙石線松島海岸-高城町間と東北線塩釜-松島間に設ける約300メートルの接続線を利用。仙台-石巻間の所要時間は約1時間で震災前に比べ約10分短縮される。仙台と石巻をつなぐ列車は仙石東北ラインを含め、1時間に上下各2本程度を走らせる。

タイトルとURLをコピーしました