<仮設商店街>石巻市長「1年は延長可能」

宮城県石巻市が12月末での閉鎖方針を打ち出していた市中心部の仮設商店街「石巻立町復興ふれあい商店街」について、亀山紘市長は5日の定例記者会見で「1年は延長可能だと思っている」と述べ、商店街存続に前向きな考えを示した。
設置期間を延長する場合、市が助成する土地の賃借料相当分などの財源が必要になる。市は今月中に、来年の市議会2月定例会に関連議案を提出するかどうかを最終判断する見込み。
亀山市長は「1年間延長した上で、自立再建をしてもらえるよう支援を進める。新たな商店街施設の整備も検討したい」と語った。
市が商店街の17店舗を対象に実施した意向調査では9月末現在、再建済み1、検討中10、未定2、再開困難3、退去予定1だった。移転先確保に苦しむ商店主たちは10月末、市に2年間の設置延長を求める要望書を提出していた。
仮設商店街は2011年12月にオープン。石巻商工会議所が民間の駐車場を借り上げ、中小企業基盤整備機構がプレハブ平屋の店舗などを整備した。

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