<勝山酒造>「勝山 献」純米吟醸で世界一 国際ワインコンテスト日本酒部門

ロンドンで開催された世界最大規模のワインコンテスト「インターナショナルワインチャレンジ」(IWC)のSAKE(日本酒)部門で、仙台伊沢家勝山酒造(仙台市)の「勝山 献」が純米吟醸の最高賞「トロフィー」を獲得した。
 2007年に始まったSAKE部門は今回、純米吟醸など九つのカテゴリーに海外を含む432の蔵から計1500銘柄が出品された。95銘柄がゴールドメダルに選ばれ、特に優れた23銘柄に最高賞「トロフィー」の称号が与えられた。
 「勝山 献」は、酒造好適米山田錦の特長と言える柔らかい味わいに、宮城県開発の酵母によるフルーティーな香りが加わり、和洋問わず幅広い料理に合う酒に仕上がったという。
 海外での日本酒人気に伴い、勝山酒造の取引先は米国やシンガポールなど20カ国に及ぶ。
 同酒造の後藤光昭杜氏(とうじ)は「受賞には正直驚いた。使用した米の品質も良く、自信を持って出せる素晴らしい出来」と喜び、さらなる販路拡大と知名度アップに意欲を示す。
 SAKE部門の総合1位「チャンピオン・サケ」は7月に発表される。

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