◇時速200キロ運転可能で東京-金沢間を2時間半で
北陸新幹線を共同運行するJR東日本と西日本は、来年3月14日に長野-金沢間(営業区間約228キロ)を開業することを決めた。着工以来23年で首都圏と観光資源豊富な北陸地方が直結することで旅客動向が大きく変化しそうだ。
北陸ルートは急勾配が連続する山岳地帯で、時速170キロを超えるのは困難とされてきた。北陸新幹線用に開発した東日本の「E7系」と西日本の「W7系」は登坂能力に優れた長野新幹線の「E2系」をベースに改良を加えてパワーアップ。勾配区間や曲線でも時速200キロ運転が可能となった。整備新幹線区間の260キロ運転との併用で、東京-金沢間を約2時間半で結ぶ。【斎藤正利】