<南三陸さんさん商店街>来場者65万人超 開業1年 にぎわい紡ぎ出す

東日本大震災で被災した宮城県南三陸町の復興商店街「南三陸志津川さんさん商店街」が3日、開業から丸1年となった。来場者は65万人を超え、にぎわいの中心を担う。
さんさん商店街は、被災した旧中心市街地を約10メートルかさ上げした造成地に開設された。約1キロ内陸にあった仮設商店街から23店が移り、5店が新たに加わった。商店街を運営するまちづくり会社によると、年間の来場者数は仮設時の1.6倍に上る。
この日は商店主が感謝の思いを込めて餅まきをした。南三陸志津川さんさん商店会の阿部忠彦会長(55)は「地元の皆さんと紡ぐ文化があってこそ、町外からも魅力を感じてもらえる。町民の交流の場になるよう対話を重視した店づくりを大切にしたい」と語った。

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