地域の風景や名産品をデザインした自動車の「図柄入りナンバープレート」の交付が1日、仙台など全国41地域で始まった。仙台市役所であった記念式典では、郡和子市長と斎藤範夫市議会議長が、清野和也宮城運輸支局長から公用車の図柄入りナンバーを受け取った。
「仙台」のデザインは七夕まつりの吹き流し、仙台藩祖伊達政宗の騎馬像を左右に描き、中央に伊達家の家紋を配した。カラーとモノトーンの2種類がある。交付手数料は7500円。カラー版には交付手数料に加え、1000円以上の寄付金が必要になる。
郡市長は「図柄入りナンバーが街中にあふれることを期待している。全国を走りながら、仙台の魅力をPRする観光大使の役割も担ってほしい」と語った。
ナンバーが市長車や議長車に取り付けられ、テープカットして交付開始を祝った。市は本年度、市バスを含む公用車1036台を図柄入りに切り替える。
東北では岩手、盛岡、平泉、山形、庄内の5地域でも交付手続きが始まった。