地域づくりに挑む団体を支援しようと、河北新報など地方新聞46紙と共同通信が設けた「第9回地域再生大賞」の各賞が26日、決まった。大賞(副賞100万円)は、通訳などの活動で外国人と地域をつなぐ「多言語センターFACIL(ファシル)」(兵庫)に贈呈。準大賞(副賞30万円)には、地区の全世帯が加入する強みを生かし、高齢化が進む地域の課題解決に挑む「きらりよしじまネットワーク」(山形県川西町)と、離島で介護事業に当たる「いけま福祉支援センター」(沖縄)の両団体を選んだ。2月8日に都内で表彰式をする。
都市の企業と連携し、耕作放棄地で農業に取り組む「えがおつなげて」(山梨)は、特設の選考委員長賞(副賞20万円)に決定。地域を代表する活動に贈るブロック賞(副賞10万円)には「八戸市中心街市民集団まちぐみ」(八戸市)など6団体が選ばれた。
36団体は地域への貢献が評価されて優秀賞となった。東北からは「たきざわグリーンワークス」(滝沢市)、「日本カーシェアリング協会」(石巻市)、「浅見内活性化委員会」(秋田県五城目町)、「TATAKIAGE Japan」(いわき市)、「元気アップつちゆ」(福島市)が選出された。