宮城県塩釜市の海、食、歴史・文化の魅力を多角的に発信する「みなと塩釜 ゆめ博」(実行委員会主催)が10月1~31日、市内全域で開かれる。開幕直後 に四つのメーンイベントを開催するほか、期間中は参加企業・団体が約50の関連イベントを集中して実施する。主に仙台圏の住民向けに「普段使いの街」とし て塩釜をアピールするのが狙いだ。
メーンイベントは、塩釜神社の「神々の月灯(あか)り」(2、3日)、地域連携復興市「ゆめ博・絆広場」(3日)、塩釜水産物仲卸市場の「どっと祭」(3、4日)、第2管区海上保安本部の巡視船公開(4日)を予定する。
期間中はほかに、参画する企業や団体をパビリオンに見立て、サブイベントを実施。松島湾クルージング、笹かまぼこ作り体験、酒蔵巡り、すし店の「ひがしものまぐろ祭り」、ストリートライブなどを市内各地で繰り広げる。
イベントの案内、誘導、情報提供などを担うボランティアとして「おもてなしサポーター」を養成した。市内の女性団体、NPOなどから約80人が参加する。
実行委は3年連続の開催を目指す。仙台へのアクセスの良さや生活利便性の高さも強調し、定住人口の拡大を狙う。実行委員長の桑原茂・塩釜商工会議所会頭は「仙台圏の人たちに塩釜を『日常の街』として継続的に使ってもらいたい」と話す。
申し込みが必要なイベントもある。連絡先は塩釜商工会議所内の実行委022(367)5111。