県とジャニーズ事務所の人気アイドルグループ「Hey!Say!JUMP」が展開する2018年度の観光キャンペーン「夏タビ宮城」で、メンバー全員が登場するガイドブックの配布が24日、始まった。
JR仙台駅や県庁、各市町など県内外の121カ所で配った。県庁では受け付けが始まる午前9時に約50人が列を作り、1000人以上が受け取った。
授業の合間に県庁を訪れた仙台市青葉区の大学3年佐竹里菜さん(21)は「仙台に住んでいても行ったことがない場所がたくさんある。ガイドブックを見ながら、友人と沿岸部などを訪ねてみたい」と話した。
ガイドブックはA4判、10ページ。気仙沼市や松島町などの海の食材、志津川湾夏まつり福興市など地域のイベントをカラーで紹介し、宮城の夏の魅力をアピールする。22日に配信を始めたPR動画は、女川町など被災地で進む復興の様子を伝えている。
キャンペーンは10~20代の若年層がターゲット。県内を四つのエリアに分けたスタンプラリーを24日に始め、観光施設などへの誘客を図る。