<大塚家具>仙台ショールーム閉店へ 東北唯一の店舗、経営悪化受け5月上旬に

大塚家具(東京)が、東北で唯一展開する店舗「仙台ショールーム」(仙台市青葉区)を5月上旬に閉店する方針を固めたことが1日、同社への取材で分かった。経営悪化に伴う店舗整理の一環。空きスペースには業務提携する貸会議室・ホテル運営の「ティーケーピー」(TKP、東京)が入る見込み。
 インターネット通販の普及などに伴い、大塚家具の2018年の店舗売り上げは前年比12.9%減少した。18年は全国6店舗を閉店し、規模の適正化を進めている。
 仙台ショールームは09年、JR仙台駅北側の複合ビル「ソララプラザ」3~8階に開店。18年4月に規模を縮小し、空いた7、8階にTKPの貸会議室「TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口」がオープンした。TKPは同店の稼働が好調であることから増床を検討している。
 大塚家具によると、仙台ショールームの売り場面積は7483平方メートルで、全国14店舗中7番目と中規模に当たる。従業員30人は別店舗で雇用を続ける。

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