仙台市などで低所得世帯の子どもの学習支援などに取り組むNPO法人アスイク(宮城野区)が、貧困家庭の子どもに食事を提供する「子ども食堂」を多賀城市で始めた。利用者と、食堂を支えるボランティアを募集している。
利用者は生活保護や児童扶養手当、就学援助を受けている世帯の小学生~高校生と保護者が対象。毎週金曜の午後5時~8時半、みやぎ生協多賀城店の集会室でスタッフ手作りの食事を無料提供する。
ボランティアは高校生以上が対象で、3カ月以上継続できることが条件。交通費は支給する。
アスイクの大橋雄介代表理事は「学習支援は行きづらいと感じる子でも、食堂なら気軽に足を運べる。将来的には、食堂と学習支援を連携させた取り組みに育てていきたい」と話す。
利用希望者は入会前に説明や見学が必要。連絡先はアスイクの子ども食堂担当者070(5325)3817。